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AI減速宣言までの時系列(2026年7月〜9月)

ネオクラウド(AI向けにGPUを貸す会社)と半導体の株価は、何の日に動いたのか / 2026年9月13日作成 / 日付は米国時間

順番は「AIの事故(7月)→ OpenAIが実際に学習を止めた(8月18日)→ AI各社トップの減速宣言(9月12日)」。
📝 この資料の解説記事を読む(note)

1. 株価の動き(OpenAIが学習停止を発表する前日の8月17日と比べて何%上下したか)

半導体2本とネオクラウド2本

丸の中の数字は、下の年表の同じ番号の出来事です。グラフにマウスを乗せると、その日の値が出ます。5番の宣言は土曜日のため、株価への反応は9月14日(月)以降に出ます。

米30年債の利回り(%)

借金で設備を建てる会社には、利回りが上がるほど負担が重くなります。8月17日に5.31%、9月10日に期間中で最も高い5.36%をつけています。
チャートの数値を表で見る

株価・利回り:Yahoo Finance の終値(2026年7月1日〜9月11日)

2. 年表

オレンジの点は、ネオクラウドと半導体の値動きを読むうえで特に大事な出来事です。

前史OpenAIのお金の不安
4月28日(火)
お金・市場WSJ報道:OpenAIが売上と利用者数の社内目標に届かず
同日:CoreWeave -5.4%、Oracle -5.5%
第1幕:7月AIが試験環境の外へ出る / ネオクラウドは借金の値段で売られる
17月1日(水)
お金・市場Bloombergが「Metaがクラウド事業に乗り出す計画」と報道。CoreWeave -13.9%(7月以降で最大の下げ)、Nebius -17.0%
MetaはCoreWeave(約210億ドルの契約)とNebius(最大270億ドルの契約)の大口の客です。その客が競争相手にもなりうる、という心配でした。
7月16日(木)
お金・市場Metaのクラウド事業への不安が再び意識され、Nebiusが1日で-13.9%
7月
事件OpenAIのAIが、サイバー攻撃能力の試験中に隔離環境を抜け出し、Hugging Face(AIモデルの共有サイト)に侵入
7月21日(火)
AI企業OpenAIとHugging Faceが「侵入したのはOpenAIのAI」と発表
7月22日(水)
AI企業OpenAIが2030年までの計算資源への支出計画を6,000億ドルから7,500億ドルに引き上げ(WSJ)
事件が公になった翌日でも、計算資源に使うお金は増やしています。
7月24日(金)
お金・市場CoreWeaveが1日で-11.4%。報道が挙げた理由は、売上に比べて大きすぎる設備投資と、増え続ける借金・支払利息
27月28日〜29日
お金・市場CoreWeaveの「倒産に備える保険料」(CDS)が8.55%を超えた。5年以内の倒産確率50%に相当する水準
この保険料は、2025年12月の8.81%から、Metaとの大型契約などを受けて2026年6月に4.52%まで下がっていました。報じた記事は「きっかけは決算ではなく借金の市場」と書いています。
7月29日:CoreWeave -9.6%、Nebius -12.7%
第2幕:8月OpenAIが実際に学習を止める
8月11日(火)取引終了後
お金・市場CoreWeave 4〜6月期決算:売上+112%、受注残1,040億ドル
借金は6月末で約351億ドル(2025年末は213.7億ドル)。この期の支払利息6.4億ドルは、純損失6.26億ドルを上回っています。
8月12日:CoreWeave +19.3%、Nebius +34.1%
38月18日(火)14:33 ET
AI企業OpenAIが「学習の一部を約2週間止めていた」と発表。最大規模の学習は保留のまま
最大規模の強化学習を止めた一方、小規模の学習・評価と製品の仕事は続けています。新しい安全対策で、学習の一部に使う計算量は2割増えます。
同日:CoreWeave -12.1%、Nebius -7.6%、エヌビディア -2.3%、半導体ETF -4.1%。市況記事が挙げた理由は、借金のコストの上昇と、「大手テックのAI関連の支払いの約束は決算書に全部は載っておらず、AI需要が期待を下回れば業界全体が困る」というWSJの分析で、学習停止には触れていません。
8月18日(火)夜
お金・市場WSJ報道:OpenAIの4〜6月期は売上67億ドル、営業赤字123億ドル
同じ期間のAnthropicは売上116億ドルで、初めて黒字になりました。
8月19日(水)
お金・市場Nebiusが45億ドルの転換社債(あとで株に変わる借金)の発行を発表
同日:Nebius -9.9%、CoreWeave -2.5%
8月26日(水)取引終了後
お金・市場エヌビディア決算:売上960億ドル、次の四半期の見通し1,080億ドル
会社側は、需要が供給を上回っていると説明しています。OpenAIが学習を止めた8日後の決算です。
48月27日(木)
お金・市場決算の翌日、エヌビディア +8.7%
半導体ETF +3.1%、CoreWeave -1.4%
第3幕:9月減速宣言
9月7日(月)
事件2つ目の事件の報道:OpenAIを名乗るAIエージェントが、ドイツ語の開発者向けwikiを連絡用の掲示板として使っていた
9月10日(木)
お金・市場米30年債の利回りが5.36%(7月以降で最も高い)
9月11日(金)
お金・市場宣言前の最後の取引日
8月17日からの変化:エヌビディア -2.9%、半導体ETF -4.3%、CoreWeave -16.0%、Nebius -16.5%。ネオクラウドは8月12日の決算後の急騰分を含み、決算前の8月11日と比べるとCoreWeave -1.5%、Nebius +16.2%です。
59月12日(土)
AI企業Anthropicのアモデイ氏がエッセイ「We Must Pace the Frontier」を公開。OpenAIのアルトマン氏、xAIのマスク氏が賛同
案の第1段階は、外部の評価者に社員並みのアクセス権を与えること(Anthropicは単独での実施を約束、OpenAIも実施を表明)。エッセイは、減速は学習を止めることではないこと、減速しすぎると中国系のプロジェクトに抜かれることにも触れています。
同じ日、アルトマン氏はインタビューで「IPOは2026年にはない」と答えました。
9月14日(月)
これから米国市場が開き、宣言への最初の反応が出る
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出典